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医療用医薬品一覧
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電子添文には、投与にあたり注意することについて以下の記載があります。
8. 重要な基本的注意(引用1)
<効能共通>
8.1 本剤の投与に際しては、必ず心電図及び血圧の連続監視を行い、PQの延長、QRS幅の増大、QTの延長、徐脈、洞停止、房室ブロック、血圧低下、動悸等の異常所見が認められた場合には、直ちに投与を中止すること。なお、本剤の投与により、Torsade de pointes、Adams-Stokes発作が認められている。
8.2 経口投与が可能となった後は、速やかに経口投与に切り替えること。
8.3 投与中に不整脈が消失した場合は、患者の状態を観察しながら投与を中止すること。
8.4 本剤の投与により効果の発現が認められない場合は、他の治療方法に切り替えること。
8.5 本剤投与後に他の抗不整脈薬投与が必要な場合には、効果及び副作用が増強する可能性があるので十分注意して投与すること。
8.6 本剤でBrugada症候群に特徴的な心電図変化(右脚ブロック及び右側胸部誘導(V1~V3)のST上昇)が顕在化したとの報告があるので、それに伴う心室細動、心室頻拍、心室性期外収縮等の発現に注意すること。
<発作性心房細動・粗動>
8.7 発作停止時に洞停止、洞不全症候群の誘発の危険性が高くなるので、十分に注意すること。
【関連情報】
インタビューフォームには、上記電子添文以外の情報として以下の記載があります。
■重要な基本的注意とその理由(引用2)
(解説)
8.1 不整脈の治療における一般的観察項目を記載した。また、催不整脈作用あるいは心抑制作用は抗不整脈薬に共通して認められるので、それらの指標としてPQの延長、QRS幅の増大、QTの延長、徐脈、洞停止、房室ブロック、血圧低下、動悸を中心に記載した。また、Torsade de pointes、Adams?Stokes発作の報告がある。
8.2 本剤は緊急治療を要する場合にのみ使用することを考慮し、不整脈症状回復後は経口投与に切り替えることとした。
8.3 不整脈が消失した場合は、必要量以上の投与は避けることを注意喚起するため、上記の記載とした。
8.4 本剤の繰り返し投与法による国内での使用経験がないため、上記の記載とした。
8.5 他の抗不整脈薬追加投与における相互作用等の安全性は確立していないため、追加投与が必要な場合には、十分注意して投与することとした。
8.7 経口剤の効能追加時に実施した用量反応試験(国内831試験)、長期投与試験(国内832試験)において、洞停止は149例中4例(2.7%)、洞不全症候群は149例中1例(0.7%)に認められたため、上記の記載とした。
【引用】
1)タンボコール静注50mg電子添文 2023年5月改訂(第1版) 8. 重要な基本的注意
2)タンボコール静注50mgインタビューフォーム 2024年9月改訂(第12版) VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目 5.重要な基本的注意とその理由
【更新年月】
2025月4月