hhcホットライン
(平日9時~18時 土日・祝日9時~17時)
フリーダイヤル0120-419-497
|
医療用医薬品一覧
|
[相互作用を示す薬剤名(代表的商品名)]
〔薬効分類 114 解熱鎮痛消炎剤〕
[相互作用の内容]
本剤の作用を増強する可能性がある。
【ロルノキシカムの添付文書に併用注意の記載がある】
[併用時の注意]
併用する時は、血液凝固能検査値の変動に注意すること。
ロルノキシカムによる消化管出血を助長する可能性にも留意すること。
[相互作用の機序]
ロルノキシカムが本剤の肝薬物代謝酵素(CYP2C9)を阻害する。
ロルノキシカムの血小板凝集抑制作用による。
ロルノキシカムの副作用である消化管潰瘍・出血による出血傾向を助長する。
ロルノキシカムが本剤を血漿蛋白から遊離させる。
[相互作用の事例]
<臨床研究報告>1)【ワルファリンの作用増強】
健康成人男子12名に対し、まず5日間ロルノキシカム8mg/日を単独投与した(第1期)。次いでロルノキシカム継続投与下にワルファリンの投与を開始し、プロトロンビン時間が21~24秒の間に入るように用量調節し、維持用量のワルファリンを7日以上連続投与した(第2期)。この後、ロルノキシカムは中止してワルファリン維持用量を変更せず9日間投与した(第3期)。ワルファリンの開始用量は平均8.25mg、維持用量は平均4.25mgであった。プロトロンビン時間は試験開始時14.5秒、ワルファリン投与開始5日後25.2秒、維持用量ワルファリン投与開始時24.3秒、第2期末23.6秒、第3期末19.5秒であった。プロトロンビン時間はロルノキシカム中止により17%の有意な短縮を示した。血清ワルファリン濃度は維持用量投与開始前1.05μg/mL、第2期末1.02μg/mL、第3期末0.77μg/mLと、ロルノキシカム中止により25%の有意な低下を示した。(海外)
【参考文献】 [文献請求番号]
1)Ravic M et al.: Eur. J. Pharmacol., 183, 1030(1990) WF-2083