hhcホットライン (平日9時~18時 土日・祝日9時~17時)
フリーダイヤル0120-419-497
Eisai hhc hotline Product Q&A
キーワードまたは文章で検索できます(200文字以内)
Q&A検索
キーワードの間に半角スペースを入れるとAND検索になります。
キーワードの間に"|"を入れるとOR検索になります。
キーワードの間に" -"を入れるとハイフンの後ろのキーワードを除外して検索します。
Drug Information
使用期限検索
  • 文字サイズ変更
  • S
  • M
  • L
PAGE TOP
  • No : 15075
  • 公開日時 : 2020/03/12 18:35
  • 更新日時 : 2025/06/11 11:04
  • 印刷

【デエビゴ】 CYP3Aを誘導する薬剤と併用する場合の投与量は?

【デエビゴ】 

 

CYP3Aを誘導する薬剤と併用する場合の投与量は?
 

カテゴリー : 

回答

CYP3Aを誘導する薬剤(リファンピシン、フェニトイン等)は「併用注意」に設定されています。(引用1

併用により、レンボレキサントの代謝酵素であるCYP3Aを誘導し、レンボレキサントの血漿中濃度を低下させ、デエビゴの作用を減弱させるおそれがあります。

併用する場合の投与量は検討していません。患者の状態により、用量を調節いただくようお願いします。

 

インタビューフォームには、併用注意の設定理由について以下の記載があります。(引用2)
強力なCYP3A誘導剤(リファンピシン)との併用試験において、単独投与時と比較してレンボレキサントのCmax及びAUC(0-inf)はそれぞれ92%及び97%減少した。なお、CYP3Aの弱い及び中程度の誘導剤との併用試験は実施していない。CYP3Aを誘導する薬剤と本剤との併用により、本剤の作用を著しく減弱させるおそれがあるため設定した。

 

【関連情報】

電子添文には、リファンピシンとの薬物相互作用について以下の記載があります。

16. 薬物動態

16.7 薬物相互作用

16.7.3 リファンピシン(引用3

健康成人15例にリファンピシン600mg11回反復投与時に本剤10mgを単回投与したときのレンボレキサントのCmax及びAUC0-infの幾何平均値の比(併用時/単独投与時)とその90%信頼区間は、0.0850.0670.107]及び0.0340.0260.045]であり、単独投与時と比較して併用時では、Cmax92%低下し、AUC0-inf97%減少した。レンボレキサントの最終消失半減期(平均値)は、単独投与時及び併用時ではそれぞれ45.6時間及び10.8時間であった。また、M10Cmax及びAUC0-infの幾何平均値の比(併用時/単独投与時)とその90%信頼区間は、1.000.8841.13]及び0.1270.1120.145]であった。M10の最終消失半減期(平均値)は、単独投与時及び併用時ではそれぞれ39.4時間及び4.07時間であった(引用4)(外国人データ)。

 

また、適正使用ガイドには代表的なCYP3Aを誘導する薬剤について以下の記載があります。

(引用5

(引用5

 

 

【引用】
1)デエビゴ錠2.5mg・5mg・10mg電子添文 2024年12月改訂(第3版) 10. 相互作用 10.2併用注意 CYP3Aを誘導する薬剤
2)デエビゴ錠2.5mg・5mg・10mgインタビューフォーム2024年12月改訂(第10版) VIII. 安全性(使用上の注意等)に関する項目 7. 相互作用 (2)併用注意とその理由
3)デエビゴ錠2.5mg・5mg・10mg電子添文 2024年12月改訂(第3版) 16. 薬物動態 16.7薬物相互作用 16.7.3 リファンピシン
4)社内資料:外国004試験CTD2.7.6.9 [DVG-0013]
5)デエビゴ錠2.5mg・5mg・10mg適正使用ガイド 2024年2月作成 2. 他剤との相互作用に関する注意 CYP3Aを誘導する薬剤(DI-J-967)

 

【更新年月】

2025年6月

 

アンケート:ご意見をお聞かせください