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医療用医薬品一覧
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[相互作用を示す薬剤名(代表的商品名)]
〔薬効分類 117 精神神経用剤〕
[相互作用の内容]
類薬のフェニンジオンで抗凝固作用が減弱したとの報告がある。
[併用時の注意]
特に注意する必要はないと思われる。
[相互作用の機序]
不明。
[相互作用の事例]
<症例報告事例>1)【ハロペリドールによるフェニンジオンの作用減弱】
フェニンジオンで安定した抗凝固療法を行っていた患者にハロペリドールの投与を開始したところ、フェニンジオンの増量(50mg/日から150mg/日)が必要になった。(海外)
【参考文献】 [文献請求番号]
1)Oakley DP: Lancet, 2, 1231(1963) WF-0872
[相互作用を示す薬剤名(代表的商品名)]
〔薬効分類 117 精神神経用剤〕
[相互作用の内容]
本剤の作用を増強したとの報告がある。
[併用時の注意]
十分な情報で評価が確立するまで、一応の注意が必要である。
[相互作用の機序]
不明。
[相互作用の事例]
<症例報告事例>1)【ワルファリンの作用増強】
71才女性。フェニトイン300mg/日を長期投与中で、深部静脈血栓症に対し目標INR2.0~3.0でワルファリン療法を導入した。合併する精神病性症候のコントロール目的にて、オランザピン投与を開始し、ワルファリン15~20mg/週で、INRは1.6~2.6であった。オランザピンをクエチアピン200mg/日に変更した。クエチアピン開始5日後、ワルファリンは19.5mg/週の投与でINRは2.7であったが、2週後にはワルファリン投与量変更はないにもかかわらず、INRが9.2へと上昇した。クエチアピンを中止、ワルファリンを休薬してビタミンK1の注射(10mg×2回)を行った。翌日、INRは1.1に低下した。翌々日よりオランザピンの投与を開始した。ワルファリンは2週後より再開し、クエチアピン投与開始前と同じ様な投与量でコントロールされている。(海外)
【参考文献】 [文献請求番号]
1)Rogers T et al.: J. Clin. Psychopharmacol., 19, 382(1999) WF-1734
〔薬効分類 117 精神神経用剤〕
[相互作用の内容]
本剤との相互作用はないと考えられる。
[併用時の注意]
特に注意する必要はないと思われる。