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医療用医薬品一覧
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-Daily dose法とLoading dose法の比較-
ワルファリン5mgによるDaily dose法(図1)と、20mgによるLoading dose法(図2)とにおけるビタミンK依存性凝固因子と血液凝固能の変化をそれぞれ示した。
-Daily dose法とLoading dose法の比較-
ワルファリン5mgによるDaily dose法(図1)と、20mgによるLoading dose法(図2)とにおけるビタミンK依存性凝固因子と血液凝固能の変化を比較した結果、次のことが報告されている。
1.20mgによるLoading dose法では第Ⅶ因子、プロテインCはともにDaily dose法に比べ急速に低下した(ビタミンK依存性凝固因子の血中半減期はⅣ-7「効果発現時間と持続時間」の項参照)。
2.トロンボテスト、プロトロンビン時間の治療域への到達は、Loading dose法の方が早かった(主として第Ⅶ因子の急速な低下による)。
3.プロトロンビン(第Ⅱ因子)は半減期が約3日間と最も長いため、二つの方法で差異は認められなかった。
4.Loading dose法ではPIVKA‐Ⅱが投与2日後まで急上昇し、以後もDaily dose法に比べ増加傾向を示した。
【参考文献】 [文献請求番号]
1)青﨑 正彦ら(前川 正ら監修):ワーファリン, Ⅳ.投与の実際(メディカルジャーナル社、東京), 55(1998) WF-2253
【図表あり】