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医療用医薬品一覧
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「てんかん診療ガイドライン2018」には、薬剤選択におけるフィコンパの位置づけに関して以下の記載があります。
第3章 成人てんかんの薬物療法
CQ3‐2 新規発症の部分てんかんでの選択薬剤はなにか(引用1)
要約
第一選択薬としてカルバマゼピン、ラモトリギン、レベチラセタム、次いでゾニサミド、トビラマートが推奨される。
第二選択薬としてフェニトイン、バルプロ酸、クロバザム、クロナゼパム、フェノバルビタール、ガバペン、ラコサミド、ペランパネルが推奨される。
解説
新規発症てんかんでの抗てんかん薬治療は、通常単剤で治療を開始する。薬剤の選択は、発作およびてんかん診断をもとに患者の個別条件を勘案して行う。抗てんかん薬は少量で開始し、発作が抑制されるまで漸増していくのが基本である。最初の抗てんかん薬で発作が抑制されない場合、てんかん診断の見直し、服薬状況の確認、最大認容量に達しているかの確認を行う。最初の薬剤(第一選択薬)が無効と判断した場合、次の薬剤(他の第一選択薬もしくは第二選択薬)を投与する。
2020年1月に本邦では、フィコンパ(ペランパネル)は部分発作(二次性全般化を含む)における単剤療法が承認されました。
効能又は効果(引用2)
〇てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)
〇他の抗てんかん薬で十分な効果が認められないてんかん患者の強直間代発作に対する抗てんかん薬との併用療法
用法及び用量(引用3)
〈部分発作(二次性全般化発作を含む)に用いる場合〉
[単剤療法]
通常、成人及び4歳以上の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後2週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する。維持用量は1日1回4~8mgとする。
なお、症状により2週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高8mgまでとする。
[併用療法]
通常、成人及び12歳以上の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後1週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する。
本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回4~8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8~12mgとする。
なお、症状により1週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高12mgまでとする。
通常、4歳以上12歳未満の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後2週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する。
本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回4~8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8~12mgとする。
なお、症状により2週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高12mgまでとする。
〈強直間代発作に用いる場合〉
[併用療法]
通常、成人及び12歳以上の小児にはペランパネルとして1日1回2mgの就寝前経口投与より開始し、その後1週間以上の間隔をあけて2mgずつ漸増する。
本剤の代謝を促進する抗てんかん薬を併用しない場合の維持用量は1日1回8mg、併用する場合の維持用量は1日1回8~12mgとする。
なお、症状により1週間以上の間隔をあけて2mg以下ずつ適宜増減するが、1日最高12mgまでとする。
第3章 成人てんかんの薬物療法
CQ3‐3 新規発症の全般てんかんでの選択薬剤はなにか(引用4)
要約
(1)全般性強直間代発作に対して、バルプロ酸が第一選択薬として推奨される。第二選択薬として、ラモトリギン、レベチラセタム、トビラマート、ゾニサミド、クロバザム、フェノバルビタール、フェニトイン、ペランパネルが推奨される。妊娠可能年齢女性ではバルプロ酸以外の薬剤治療を優先する。
(2)欠神発作では、バルプロ酸、エトスクシミド、ついでラモトリギンが推奨される。
(3)ミオクロニー発作では、バルプロ酸、クロナゼパム、レベチラセタム、トビラマートが推奨される。
解説
全般発作ではバルプロ酸の発作抑制効果の優位性は他剤より高い。しかし、催奇形性、新生児のIQへの影響などがあるため、妊娠可能年齢女性においてはバルプロ酸以外の薬剤を考慮する。妊娠中は可能な限りバルプロ酸を避けるようにするが、投与する場合は1日600mg以下が望ましい。
【関連情報】
日本神経学会「てんかん診療ガイドライン2018」は、以下のアドレスで確認できます。
www.neurology-jp.org/guidelinem/tenkan_2018.html(最終閲覧日:2024年6月25日)
【引用】
1)日本神経学会 てんかん診療ガイドライン2018(医学書院) 第3章成人てんかんの薬物療法p27-28 [NEURO-1373]
2)フィコンパ錠2mg・4mg・細粒1%電子添文 2024年2月改訂(第5版) 4.効能又は効果
3)フィコンパ錠2mg・4mg・細粒1%電子添文 2024年2月改訂(第5版) 5.用法及び用量
4)日本神経学会 てんかん診療ガイドライン2018(医学書院) 第3章成人てんかんの薬物療法p29-30[NEURO-1373]
【更新年月】
2025年5月