インタビューフォームには製品の治療学的・製剤学的特性について以下の記載があります。
■製品の治療学的特性(引用1)
(1) 悪性神経膠腫の摘出術後に本剤を留置することで、手術後の標準療法(放射線療法、化学療法など)開始までの治療空白期の治療が可能となる。
(2) 国内第I/II相試験において、本剤は、初発悪性神経膠腫及び再発悪性神経膠腫患者に対し、抗腫瘍効果を示した。
●初発悪性神経膠腫:12ヵ月生存;16/16 例
●再発悪性神経膠腫:6ヵ月生存;7/8 例 12ヵ月生存;5/8 例
(3) 外国第III相試験において、本剤は、初発悪性神経膠腫及び再発悪性神経膠腫患者に対し、プラセボに比べ全生存期間を有意に延長した。(p=0.027、Log?rank 検定)
●初発悪性神経膠腫:ギリアデル群(n=120)13.9ヵ月 プラセボ群(n=120)11.6ヵ月
●再発膠芽腫:ギリアデル群(n=72)6.4ヵ月 プラセボ群(n=73)4.6ヵ月
■製品の製剤学的特性(引用2)
本剤は、ニトロソウレア系アルキル化剤であるカルムスチン(BCNU)を生体内分解性ポリマー基材に含んだ、唯一の脳内留置用の徐放性製剤である。
【引用】
1)ギリアデル脳内留置剤7.7mg インタビューフォーム 2024年3月改訂(第11版) I.概要に関する項目 2.製品の治療学的特性
2)ギリアデル脳内留置剤7.7mg インタビューフォーム 2024年3月改訂(第11版) I.概要に関する項目 3.製品の製剤学的特性
【更新年月】
2024年9月