・静注45mg
1.麻酔剤による呼吸衰弱及び循環機能低下に対する効果
本剤は、静脈、脊椎、及び吸入麻酔剤によって起こる呼吸抑制、停止及び血圧低下などに対して、自発呼吸の回復、分時呼吸量・1回換気量の増加、血圧上昇及びチアノーゼの消失など、呼吸機能の賦活効果に対する有用性が認められています。 (①②)
2.新生児仮死に対する効果
本剤は、新生児仮死に対して、呼吸中枢の刺激と血行障害の除去など循環機能改善効果の有用性が認められています。通常、臍帯静脈内投与により、軽度の仮死例では1分以内に呼吸開始がみられ、強度の仮死例においても2分程度で第一呼吸が始まるとの報告があります。 (③)
① 山下九三夫ら:新薬と臨床, 7, 149(1958) Q-0032
② 米沢利英ら:臨床外科, 11, 97(1956) Q-0033
③ 谷山清司ら:臨床婦人科産科,10, 261(1956) Q-0017
・皮下・筋注30mg
1.麻酔剤による呼吸衰弱及び循環機能低下に対する効果
本剤は、静脈、脊椎、及び吸入麻酔剤によって起こる呼吸抑制、停止及び血圧低下などに対して、自発呼吸の回復、分時呼吸量・1回換気量の増加、血圧上昇及びチアノーゼの消失など、呼吸機能の賦活効果に対する有用性が認められています。 (①②)
2.新生児仮死に対する効果
本剤は、新生児仮死に対して、呼吸中枢の刺激と血行障害の除去など循環機能改善効果の有用性が認められています。通常、臍帯静脈内投与により、軽度の仮死例では1分以内に呼吸開始がみられ、強度の仮死例においても2分程度で第一呼吸が始まるとの報告があります。
筋注での効果発現は静注に比べやや遅く、4~10分を要します。 (③)
① 山下九三夫ら:新薬と臨床, 7, 149(1958) Q-0032
② 米沢利英ら:臨床外科, 11, 97(1956) Q-0033
③ 谷山清司ら:臨床婦人科産科, 10, 261(1956) Q-0017
【引用】
・テラプチク静注45mg 添付文書 2007年2月改訂(第4版) 【臨床成績】
・テラプチク皮下・筋注30mg 添付文書 2009年10月改訂(第5版) 【臨床成績】
【関連情報】
特にありません。
【作成年月】
2018年1月