インタビューフォームには生食希釈後の安定性及び他剤との配合変化について以下の記載があります。
■ハラヴェン静注1mgの生食希釈後の安定性(引用1)
(1)試験方法
本剤を生理食塩液で希釈し、プラスチックシリンジ(ポリプロピレン製)、または生食プラボトル(ポリエチレン製)中で、室温・室内散光下で6時間、または冷蔵(5℃)で24時間保存し、保存後の含量を測定した。
(2)結果
希釈液をシリンジ中に保存したとき、0.02mg/mL及び0.01mg/mLでは、室温・室内散光下で6時間及び冷蔵24時間まで含量変化は認められなかった。
さらに、生食プラボトル中0.01mg/mLでも、室温・室内散光下で6時間及び冷蔵24時間まで含量変化は認められなかった。
■他剤との配合変化(物理化学的変化)(引用2)
他剤との配合は推奨できないが、他剤に連続して本剤を投与する際に輸液ライン中で接触混合の可能性があるため、配合変化について検討した。
(1)試験方法
本剤4バイアル(8mL)と配合薬1剤(アンプルまたはバイアル)を生理食塩液50mL(大塚生食注・プラボトル包装)に加え、室温・室内散光下にて6時間保存した。
(2)結果
以下の薬剤とは、いずれの試験項目においても配合変化は認められなかった。
【引用】
1)ハラヴェン静注1mgインタビューフォーム2024年3月改訂(第8版) IV.製剤に関する項目 7.調製法及び溶解後の安定性
2)ハラヴェン静注1mgインタビューフォーム2024年3月改訂(第8版) IV.製剤に関する項目 8.他剤との配合変化(物理化学的変化)
【更新年月】
2024年10月