• No : 3167
  • 公開日時 : 2018/07/24 00:00
  • 更新日時 : 2025/07/10 13:33
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【アクトネル】 禁忌とその設定理由について教えてください。

【アクトネル】 

 

禁忌とその設定理由について教えてください。

 

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回答

<【注意!】承認外の情報(30mg投与は用法及び用量外)が含まれます。>
[アクトネル錠2.5mg・アクトネル錠17.5mg・アクトネル錠75mg・共通]

 

電子添文には、禁忌に関する以下の記載があります。

2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)(引用1、2、3)
2.1 食道狭窄又はアカラシア(食道弛緩不能症)等の食道通過を遅延させる障害のある患者[本剤の食道通過が遅延することにより、食道局所における副作用発現の危険性が高くなる。]
2.2 本剤の成分あるいは他のビスホスホネート系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者
2.3 低カルシウム血症の患者[血清カルシウム値が低下し低カルシウム血症の症状が悪化するおそれがある。]
2.4 服用時に立位あるいは坐位を30分以上保てない患者
2.5 妊婦又は妊娠している可能性のある女性
2.6 高度な腎機能障害(クレアチニンクリアランス値:約30mL/分未満)のある患者(引用4)


【関連情報】
インタビューフォームには禁忌内容とその理由に関する以下の記載があります。
(解説)(引用5)
2. 禁忌内容とその理由
〈共通〉
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
2.1 食道狭窄又はアカラシア(食道弛緩不能症)等の食道通過を遅延させる障害のある患者
[本剤の食道通過が遅延することにより、食道局所における副作用発現の危険性が高くなる。]
(解説)
本剤が食道に滞留すると、食道粘膜に対し刺激作用を示す可能性があるので、食道狭窄やアカラシア
などの食道通過障害のある患者に設定。
2.2 本剤の成分あるいは他のビスホスホネート系薬剤に対し過敏症の既往歴のある患者
(解説)
一般的留意事項として設定。このような患者では過敏症が発現する可能性が高いと考えられる。
2.3 低カルシウム血症の患者[血清カルシウム値が低下し低カルシウム血症の症状が悪化するおそれがある。]
(解説)
国内で行われた本剤の臨床試験で血清カルシウム値の一過性、無症候性および軽度の低下が認められたことから設定。

 

〈錠 2.5mg、錠 75mg〉
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
2.4 服用時に立位あるいは坐位を30分以上保てない患者
〈錠 17.5mg〉
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
2.4 服用時に立位あるいは坐位を30分以上保てない患者
(解説)
本剤が食道に滞留すると、食道粘膜に対し刺激作用を示す可能性があり、寝たきりなど、服用時に立
位あるいは坐位を30分以上保てない場合に対して設定。

 

〈共通〉
2. 禁忌(次の患者には投与しないこと)
2.5 妊婦又は妊娠している可能性のある女性
(解説)
他のビスホスホネート系薬剤と同様、生殖試験(ラット)において、低カルシウム血症による分娩障
害の結果と考えられる母動物の死亡や胎児の骨化遅延の報告があること、妊婦または妊娠している可能性のある女性への使用経験はないことから設定。
2.6 高度な腎機能障害(クレアチニンクリアランス値:約 30mL/分未満)のある患者
(解説)
腎機能障害者における本剤30mg注)単回投与試験において、腎機能の低下に伴い、本剤の腎クリアランスが低下したとの成績から設定。(引用6)
注)国内承認用法用量外

 

アクトネル錠2.5mgの用法及び用量 
6. 用法及び用量(引用7)
通常、成人にはリセドロン酸ナトリウムとして2.5mgを1日1回、起床時に十分量(約180mL)の水とともに経口投与する。なお、服用後少なくとも30分は横にならず、水以外の飲食並びに他の薬剤の経口摂取も避けること。

アクトネル錠17.5mgの用法及び用量
6. 用法及び用量(引用8)
〈骨粗鬆症〉
通常、成人にはリセドロン酸ナトリウムとして17.5mgを1週間に1回、起床時に十分量(約180mL)の水とともに経口投与する。なお、服用後少なくとも30分は横にならず、水以外の飲食並びに他の薬剤の経口摂取も避けること。
〈骨ページェット病〉
通常、成人にはリセドロン酸ナトリウムとして17.5mgを1日1回、起床時に十分量(約180mL)の水とともに8週間連日経口投与する。なお、服用後少なくとも30分は横にならず、水以外の飲食並びに他の薬剤の経口摂取も避けること。

 

アクトネル錠75mgの用法及び用量
6. 用法及び用量(引用9)
通常、成人にはリセドロン酸ナトリウムとして75mgを月1回、起床時に十分量(約180mL)の水とともに経口投与する。なお、服用後少なくとも30分は横にならず、水以外の飲食並びに他の薬剤の経口摂取も避けること。

 


【引用】
1)アクトネル錠2.5mg電子添文 2024年3月改訂(第5版) 2. 禁忌
2)アクトネル錠17.5mg電子添文 2024年3月改訂(第4版) 2. 禁忌
3)アクトネル錠75mg電子添文 2025年3月改訂(第5版) 2. 禁忌
4)D. Y. Mitchell et al.: Br. J. Clin. Pharmacol. 2000; 49: p215-222 [ACL-0001]
5)アクトネル錠2.5mg・錠17.5mg・錠75mgインタビューフォーム 2025年3月改訂(第28版) VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目 2.禁忌内容とその理由
6)Baker, S. J. et al.:Kinetics of risedronate in rats after single and multiple doses
リセドロネートをラットに単回及び反復投与したときの体内動態[ACL-0320](味の素社内資料)
7)アクトネル錠2.5mg電子添文 2024年3月改訂(第5版) 6. 用法及び用量
8)アクトネル錠17.5mg電子添文 2024年3月改訂(第4版) 6. 用法及び用量
9)アクトネル錠75mg電子添文 2025年3月改訂(第5版)  6. 用法及び用量

 

【更新年月】
2025年7月