• No : 3160
  • 公開日時 : 2018/07/24 00:00
  • 更新日時 : 2025/03/03 10:57
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【ハラヴェン】 特定の背景を有する患者に関する注意について教えてください。

【ハラヴェン】 
 
特定の背景を有する患者に関する注意について教えてください。
 
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回答

電子添文には、特定の背景を有する患者に関する以下の記載があります。
 
9. 特定の背景を有する患者に関する注意(引用1)
9.1 合併症・既往歴等のある患者
9.1.1 骨髄抑制のある患者
 
9.2 腎機能障害患者
本剤のAUCが増加する傾向がある。
 
9.3 肝機能障害患者
肝機能障害を有する患者に投与する場合は、減量を考慮すること。本剤のAUCが増加し、好中球減少の発現頻度が高くなる傾向がある。
 
9.4 生殖能を有する者
生殖可能な年齢の患者に投与する必要がある場合には、性腺に対する影響を考慮すること。動物実験(ラット、イヌ)において精巣毒性が認められている。
 
9.5 妊婦
妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しないこと。
動物実験(ラット)で胚致死作用及び催奇形作用が報告されている。
 
9.6 授乳婦
授乳しないことが望ましい。本剤が乳汁に移行する可能性があり、乳児が乳汁を介して摂取した場合、乳児に重篤な副作用が発現するおそれがある。
 
9.7 小児等
小児等を対象とした臨床試験は実施していない。
 
9.8 高齢者
患者の状態を十分に観察し、慎重に投与すること。一般に生理機能が低下していることが多く、骨髄抑制や消化器症状等の副作用があらわれやすい。
 
●ハラヴェンの適正使用情報は、下記サイトでも提供します。
medical.eisai.jp/products/HAL_V1/index.html
 

【引用】
1)ハラヴェン静注1mg電子添文 2022年1月改訂(第1版) 9. 特定の背景を有する患者に関する注意
 
【更新年月】
2025年2月