電子添文には、合併症・既往歴等のある患者様に関する以下の記載があります。
9. 特定の背景を有する患者に関する注意
9.1 合併症・既往歴等のある患者(引用1)
9.1.1 消化性潰瘍の既往歴のある患者及び活動性の消化性潰瘍のある患者
本剤はヒスタミン類似作用を有するため、H2受容体を介して胃酸分泌亢進を引きおこすおそれがある。
9.1.2 気管支喘息の患者
本剤はヒスタミン類似作用を有するため、H1受容体を介して気道の収縮を引きおこすおそれがある。
9.1.3 褐色細胞腫又はパラガングリオーマのある患者
本剤はヒスタミン類似作用を有するため、アドレナリンの過剰分泌により血圧上昇を引きおこすおそれがある。
【関連情報】
インタビューフォームには、合併症・既往歴等のある患者様に関する以下の記載があります。(引用2)
(解説)
9.1.1 本剤はヒスタミン様作用を有するため、ヒスタミンが関与する消化性潰瘍を有する患者には慎重に投与する必要があることから、本項を設定した。
9.1.2 本剤はヒスタミン様作用を有するため、ヒスタミンが関与する気管支喘息を有する患者には慎重に投与する必要があることから、本項を設定した。
9.1.3 本剤はヒスタミン様作用を有することから、ヒスタミンが関与する褐色細胞腫又はパラガングリオーマを有する患者には慎重に投与する必要があることから、本項を設定した。
【引用】
1)メリスロン錠 6mg・12mg電子添文 2023年9月改訂(第2版) 9.特定の背景を有する患者に関する注意 9.1 合併症・既往歴等のある患者
2)メリスロン錠 6mg・12mgインタビューフォーム 2023年9月改訂(第10版) VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目 6.特定の背景を有する患者に関する注意 (1)合併症・既往歴等のある患者
【更新年月】
2024年9月