デエビゴはレンボレキサントを有効成分とする不眠症治療薬です。(引用1)
以下の治療学的・製剤学的特性を有しています。(引用2)
(1)2種のオレキシン受容体サブタイプ(OX1R及びOX2R)の両者に対し、競合的かつ可逆的拮抗作用を有するオレキシン受容体拮抗剤です。
(2)OX1R及びOX2Rの両者に親和性を示し、結合及び解離を示しました(in vitro)。
(3)不眠症患者に対するデエビゴ投与により、主観的評価及び客観的評価による睡眠潜時及び中途覚醒時間の短縮が認められました。
国際共同第III相プラセボ対照比較試験[国際共同303試験]
海外第III相プラセボ/ゾルピデムER※対照比較試験[外国304試験]
(4)不眠症患者に対するデエビゴ投与により、客観的評価による夜間後半部分の中途覚醒時間の短縮が認められました。
海外第III相プラセボ/ゾルピデムER※対照比較試験[外国304試験]
(5)不眠症患者を対象とした国際共同第III相試験において、デエビゴが投与された884例(日本人155例を含む)中249例(28.2%)に副作用が認められました。
主な副作用は、傾眠95例(10.7%)、頭痛37例(4.2%)、倦怠感27例(3.1%)等でした。(承認時)
安全性情報につきましては、電子添文の副作用及び臨床成績の安全性の結果をご参照ください。
※ゾルピデムER : ゾルピデム酒石酸塩徐放製剤 (国内未承認薬)
【関連情報】
OX1R:オレキシン1受容体
OX2R:オレキシン2受容体
【引用】
1)デエビゴ錠2.5mg・5mg・10mg電子添文 2024年2月改訂(第2版)
2)デエビゴ錠2.5mg・5mg・10mg総合製品情報概要 特性 p3 (DVG1001ESG)
【更新年月】
2024年2月
KW:特徴、製品特性、メリット、ベネフィット、デメリット、リスク、特長