がん薬物療法に伴う血管外漏出に関する合同ガイドライン2023年版において、エリブリンは非壊死起因性抗がん薬(非ベシカント薬:non- vesicants)※に分類されています。(引用1)
なお、ハラヴェンに特有な対処法は無いため、一般的な対処をお願いします。
※薬剤が血管外に漏出したときに、組織が傷害を受けたり破壊されたりすることはない(可能性は非常に低い)といわれる薬剤である。
【関連情報】
悪性軟部腫瘍の国内第II相試験(217試験)において、注射部位漏出(Grade 2)が3.9%(2/51例)に認められました。(引用2)
薬剤の使用にあたっては、各薬剤の電子添文をご参照ください。
【引用】
1)日本がん看護学会 日本臨床腫瘍学会 日本臨床腫瘍薬学会編 がん薬物療法に伴う血管外漏出に関する合同ガイドライン 2023年版 金原出版株式会社 III薬剤の分類 p28[ONCOL-1518]
2)【悪性軟部腫瘍】ハラヴェン静注1mg 適正使用ガイド V Q&A 2.投与継続時 Q3 p33(DI-J-779)
【更新年月】
2023年9月
KW:イリタント ビシカント