• No : 12552
  • 公開日時 : 2012/12/19 00:00
  • 更新日時 : 2025/09/02 15:11
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【ギリアデル】 留置患者の選択にあたって、切除率は考慮すべきですか?

【ギリアデル】 

 

留置患者の選択にあたって、切除率は考慮すべきですか?  
 

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回答

ギリアデルの適正使用ガイドには切除率に関する以下の記載があります。(引用1)

 

国内外の臨床試験での切除率は、初発では中央値あるいは平均値で約90%以上、再発では中央値あるいは平均値で約80%以上切除された患者に留置されていました。使用成績調査(全例調査)での切除率の中央値は95%、平均値は86.9%でした。
一方、本剤留置後の脳組織での浸透範囲は、ヒトでは確認されていませんが、サルでは留置後1日で平均6.1mm、14日で平均2.9mmであったことが報告されています。
なお、NCCNガイドラインでは、初発悪性神経膠腫において、腫瘍切除術で最大限に腫瘍を切除し、その後本剤を腫瘍切除部位に留置し、術後療法として、放射線治療及び テモゾロミドを含む化学療法を実施することが推奨されています。
また、英国 NICEガイダンスでは、初発の悪性神経膠腫に使用する化学療法剤として、本剤はテモゾロミドとともに記載されており、本剤の使用は、「腫瘍切除術で腫瘍を 90%以上切除された患者に対して、新規に診断された高悪性度の神経膠腫の1つの治療法として推奨される。」とされています。
以上から、本剤の留置対象としては、高い切除率が好ましいと考えます。

 

 

 

【引用】
1)    ギリアデル適正使用ガイド(DI-J-977) P10

 

【更新年月】
2025年9月