添付文書には、授乳婦への投与について、「本剤投与中は授乳を避けさせること。」と記載されています。
授乳婦を対象とした臨床試験は実施していません。しかし、ラットを用いた実験でサフィナミドの乳汁中への移行が示唆されていますので、エクフィナ投与中は授乳を避けるようご指導ください。(引用1、2)
【関連情報】
動物実験(ラット)では、授乳中の母動物にサフィナミドを投与した結果、哺乳児の肝細胞に空胞及びグリコーゲンの減少が認められました。また、哺乳児の血漿中にサフィナミドが検出され、乳汁中への移行が示唆されています。(引用1、2、3)
【引用】
1)エクフィナ錠50mg添付文書 2019年9月作成(第1版) 9.6授乳婦
2)エクフィナ錠50mgインタビューフォーム 2019年9月作成(第1版) VII.薬物動態に関する項目 5.分布 (3)乳汁への移行性、VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目 6.特定の背景を有する患者に関する注意 (6)授乳婦
3)社内資料:生殖発生毒性試験(2019年9月20日承認、CTD2.6.6.6)[EQF-0017]
【作成年月】
2019年11月
KW:母乳、患者指導、服薬指導