• No : 604
  • 公開日時 : 2018/07/13 00:00
  • 更新日時 : 2019/01/28 15:19
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【ギリアデル】 重要な基本的注意(定期検査の実施など)の内容は?

【ギリアデル】 

重要な基本的注意(定期検査の実施など)の内容は? 

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回答

(1)腫瘍切除術後に切除腔から脳室系に至る間隙が認められる場合には、本剤の留置前にその間隙を閉鎖する等の対応を行った上で本剤を留置してください。
  〔本剤が脳室系に移行して水頭症が発症するおそれがあります。〕

(2)本剤留置患者において、脳脊髄液の漏出が認められることがあるので、手術時の硬膜閉鎖等の処置を適切に実施してください。
 
(3)
本剤留置後のCT及びMRI検査において、切除腔周囲の脳組織に造影増強が認められた場合には、本剤の留置又は腫瘍の増大に起因する可能性があることに留意し、適切な処置を検討してください。
 
(4)
本剤留置部位に気体の貯留が認められることがあり、神経症状を発現した例も報告されています。本剤留置後は、片麻痺、失語症、意識障害等の神経症状の観察を十分に行い、異常が認められた場合には、適切な処置を行ってください。
 
【引用】
・ギリアデル脳内留置剤7.7mg 添付文書 2016年7月改訂(第9版) 【使用上の注意】 1.重要な基本的注意
 
【関連情報】
特にありません。
 
 
【作成年月】
2018年1月