初期症状には発熱、かゆみ、発疹、黄疸、全身倦怠感、食思不振があります。
異常が認められた場合には、投与継続の可否を検討するとともに、特に目安として100IU以上に増加した場合は投与を中止してください。（引用1、2）
本剤の投与中止で肝機能検査値の改善が見られない場合は、他の原因を検索するとともに、各種薬物療法など適切な処置を行ってください。なお、必要に応じて専門医と連携してください。（引用1）
【関連情報】
臨床試験における各副作用の発現率（引用1）
・重篤な肝機能障害 （0.49％）
・黄疸 （0.10％）
・ALT（GPT）増加 （17.0％）
・AST（GOT）増加 （15.4％）
・γ-GTP増加 （13.1％）
・ALP増加 （12.0％） など
イグラチモド錠の全例調査における各副作用の発現症例数（発現率）（引用3)
安全性解析対象症例2,666例
・重篤な肝機能障害 0例（0％）
・ALT（GPT）増加 48例（1.8％）
・AST（GOT）増加 40例（1.5％）
・γ-GTP増加 18例（0.68％）
・ALP増加 15例（0.56％） など
【引用】
1）ケアラム錠25mg適正使用ガイド 5．特に注意していただきたい副作用とその対処方法 p14 （DI-J-905）
2）ケアラム錠25mg電子添文2022年8月改訂（第1版） 11．副作用 11．1 重大な副作用 11．1．1肝機能障害、黄疸
3)イグラチモド適正使用情報Vol.7 全例調査（52週）最終集計報告書-安全性- （DI-J-758）
【更新年月】
2023年4月