• No : 2960
  • 公開日時 : 2018/07/11 00:00
  • 更新日時 : 2020/08/20 09:30
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【ケイツーN・静注】 どのような薬剤ですか?特徴はありますか?

【ケイツーN・静注】 

どのような薬剤ですか?特徴はありますか? 

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回答

ビタミンKは、生体内でトランス型ビタミンK2(メナテトレノン)に変換され、肝臓でビタミンK依存性凝固因子の生合成を促進することにより止血作用を示します。ビタミンK2が生体内に十分あれば、出血に際し、病態に応じ速やかに血液凝固を活性化します。逆に不足すると、生体止血機構に破綻が生じ、出血を起こしやすくなります。
 
ケイツーN静注10mgは生体内でそのままの形で働くオールトランス型のメナテトレノンで、ビタミンK1製剤よりも速やかな止血機構賦活作用を有します。
 
ケイツーN静注10mgは、脂溶性成分であるメナテトレノンを精製ダイズレシチンで乳化した安定な水性注射製剤であり、静注用脂肪乳剤の約1/4以下の約40~60nmの平均粒子径を有し、半透明の外観を呈します。

(引用1)

 


【引用】
1)ケイツーN静注10mg インタビューフォーム 2019年7月改訂(改訂第9版) I.概要に関する項目 2.製品の治療学的・製剤学的特性
 
【更新年月】
2020年8月