• No : 2947
  • 公開日時 : 2018/07/11 00:00
  • 更新日時 : 2024/02/21 21:03
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【ケイツーN静注】 投与時や調製時などで、注意することはありますか?

【ケイツーN静注】 
 
投与時や調製時などで、注意することはありますか?
 
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回答

電子添文には、投与時や調製時などの注意事項に関する以下の記載があります。
 
14.適用上の注意
14.1薬剤調製時の注意
14.1.1点滴静注を行う場合には、日本薬局方生理食塩液又は5%ブドウ糖液で希釈し、単独の点滴ラインで持続投与すること。(引用1)
 
14.1.2本剤は可溶化剤として精製ダイズレシチンを使用しており、他の薬剤との配合により可溶化力が低下し配合変化を起こすことがある。ファイナルフィルターを使用し点滴静注すると、通常より早くフィルターの目詰まりを起こす可能性がある。(引用2)
 
14.1.3本剤は、血漿増量剤(デキストラン製剤等)、ヘパリン製剤と配合変化を起こすため、配合は避けること。(引用3)
 
14.2薬剤投与時の注意
14.2.1点滴静注する場合は、本剤の光分解を防ぐため、遮光カバーを用いるなど十分に注意すること。(引用4)
 
14.2.2急速に投与するとショック症状があらわれることがあるので、点滴静注が望ましいが、静注する場合は、緩徐に注射すること。(引用5)
 
14.2.3ポリ塩化ビニル製の輸液セット等を使用した場合、可塑剤であるDEHP[di‐(2‐ethylhexyl)phthalate:フタル酸ジ‐(2‐エチルヘキシル)]が製剤中に溶出するおそれがあるので、DEHPを含まない輸液セット等を使用することが望ましい。(引用6)
 
20.取扱い上の注意
20.1本剤は、保管中の品質の安定性確保のためLPEパック(Light Protect Easy open pack)を使用しているので、LPEパックの状態で保存し、使用直前にLPEパックから取り出すこと。アンプルのままでは、光で分解し、含量が低下する。(引用7)
 

【引用】
1)ケイツーN静注10mg電子添文 2023年5月改訂(第1版) 14.適用上の注意 14.1薬剤調製時の注意 14.1.1
2)ケイツーN静注10mg電子添文 2023年5月改訂(第1版) 14.適用上の注意 14.1薬剤調製時の注意 14.1.2
3)ケイツーN静注10mg電子添文 2023年5月改訂(第1版) 14.適用上の注意 14.1薬剤調製時の注意 14.1.3
4)ケイツーN静注10mg電子添文 2023年5月改訂(第1版) 14.適用上の注意 14.2薬剤投与時の注意 14.2.1
5)ケイツーN静注10mg電子添文 2023年5月改訂(第1版) 14.適用上の注意 14.2薬剤投与時の注意 14.2.2
6)ケイツーN静注10mg電子添文 2023年5月改訂(第1版) 14.適用上の注意 14.2薬剤投与時の注意 14.2.3
7)ケイツーN静注10mg電子添文 2023年5月改訂(第1版) 20.取扱い上の注意 20.1
 
【更新年月】
2024年2月