• No : 18830
  • 公開日時 : 2023/10/04 18:25
  • 更新日時 : 2024/10/07 18:34
  • 印刷

【レケンビ】 投与中止後の体内からの消失時間について教えてください。

【レケンビ】 
 
投与中止後の体内からの消失時間について教えてください。
 
カテゴリー : 

回答

レケンビの体内からの消失時間について検討したデータはありません。
なお、一般的には有効血中濃度の1/10以下になればほとんどの薬物の効果は無くなると考えられています。投与を中止してから血中濃度が1/10以下になるまでには、生物学的半減期の4~5倍の時間がかかります。(引用1)
 
【関連情報】
電子添文には、体内動態について以下の記載があります。
16. 薬物動態
16.1 血中濃度
16.1.1 単回及び反復投与(引用2)
アルツハイマー病による軽度認知障害又は軽度認知症患者に、本剤10mg/kgを単回静脈内投与後6週間休薬注)し、その後隔週で反復5回(計6回)静脈内投与したときの、単回及び反復5回目投与時の血清中レカネマブ濃度推移を図1に、薬物動態パラメータを表1 に示した。反復投与5 回目におけるレカネマブのAUC に基づく累積係数は1.59であった。(引用3)
注)承認された本剤の用法及び用量は、「通常、レカネマブ(遺伝子組換え)として10mg/kgを、2週間に1回、約1時間かけて点滴静注する。」である。
 
            
 
 
【引用】
1)添付文書がちゃんと読める薬物動態学 山村重雄:じほう 2016年 p58-59 [ZZZ-1285]
2)レケンビ点滴静注200mg・500mg電子添文2024年6月改訂(第3版) 16. 薬物動態 16.1.1 単回及び反復投与
3) [承認時評価資料] 国内104試験 [LEQ-0010]

【更新年月】
2024年10月