電子添文には、併用注意(併用に注意すること)として以下の記載があります。
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)(引用1)
(薬剤名等)
血液凝固阻止剤(ワルファリンカリウム、ヘパリンナトリウム、アピキサバン、等)
血小板凝集抑制作用を有する薬剤(アスピリン、クロピドグレル硫酸塩、等)
血栓溶解剤(アルテプラーゼ、等)
(臨床症状・措置方法)
本剤投与中に脳出血を発現した場合、出血を助長するおそれがある。併用時には脳出血の副作用に注意すること。
(機序・危険因子)
本剤の副作用として脳出血の報告がある。併用により上記薬剤が出血を助長する可能性がある。
【関連情報】
また、インタビューフォームには、併用注意の設定理由について以下の記載があります。(引用2)
(解説)
本剤の副作用として、脳微小出血を含む脳出血が報告されている。血栓・塞栓症の治療として抗血小板薬や抗凝固薬を服用している患者や、本剤服用中にt-PA等による血栓溶解療法を受けた患者では、これらの薬剤が出血を助長する可能性があることから設定した。
【引用】
1)レケンビ点滴静注200mg・500mg電子添文2024年6月改訂(第3版) 10. 相互作用 10.2 併用注意
2)レケンビ点滴静注200mg・500mgインタビューフォーム2024年6月改訂(第3版) VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目 7. 相互作用 (2) 併用注意とその理由
【更新年月】
2024年8月
KW:抗凝固