• No : 1694
  • 公開日時 : 2017/10/25 00:00
  • 更新日時 : 2017/10/25 18:26
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【ユベラN】 薬効薬理について教えてください。

【ユベラN】 

薬効薬理について教えてください。
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回答

1.脂質代謝改善作用

  (1)加齢ラットやコレステロール負荷ラットの実験でコレステロールの代謝回転を高めることにより、血中総コレステロール値を低下させます。これは本薬がコレステロールの異化・排泄を高めるためと考えられます。さらに過酸化脂質、中性脂肪も低下させます。(①②)

  (2)ヒトの血中総コレステロールを低下させ、リポ蛋白代謝において血中HDL-コレステロールを上昇させます。(③)

2.微小循環系賦活作用

  (1)本薬の微小循環系賦活作用は、神経系を介さず、血管平滑筋に直接作用し、血管運動性を維持しながら耳殼血流を増加させることが無麻酔ウサギの実験で認められています。(④)

  (2)ヒトの末梢循環不全に対する改善作用は、ビタミンEとニコチン酸との併用よりも明らかに優れています。(⑤)

3.血管強化作用

  ヒトの毛細血管の透過性亢進を改善し、紫斑数を減少させることが認められています。(⑥)

4.血小板凝集抑制作用

  (1)ヒトの凝集能が亢進している血小板に対するアドレナリン凝集、アラキドン酸凝集、コラーゲン凝集、ADP凝集のいずれにおいても血小板凝集抑制が認められています。(⑦)

  (2)ヒトの多血小板血漿に対するアラキドン酸凝集、コラーゲン凝集において血小板凝集抑制作用をトコフェロールニコチン酸エステル、トコフェロール酢酸エステル、トコフェロールで比較した結果、トコフェロールニコチン酸エステルが強力な抑制効果を示しました。(⑧)

5.血中酸素分圧上昇作用

  ヒトにおいて低下した血中酸素分圧を上昇させることが認められています。(⑨)

(参考)

・ユベラN カプセル100mg・ソフトカプセル200mg・細粒40% 添付文書 20096月改訂(第11版)【薬効薬理】

 

 

 

 

 

文献請求番号

Takeuchi, N. et al.

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(1978)

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1457

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(1980)

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(1974)

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11,

629

(1980)

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Svensson, J. et al.

Int.J.Vitam.Nutr.Res.,

48,

250

(1978)

EN-0213

von Bohlau, V. et al.

Arzneimittelforshung.,

21,

674

(1971

EN-0089

 

【図表あり】