[相互作用を示す薬剤名(代表的商品名)]
〔薬効分類 395 酵素製剤〕
[相互作用の内容]
相互に出血傾向を増強する。【バトロキソビンの添付文書に併用注意の記載がある】
[併用時の注意]
本剤とバトロキソビンの薬理作用は異なるが、いずれも抗血栓作用を有し、相加的に作用を増強するので、併用時には出血等の臨床症状に十分注意して投与すること。
[相互作用の機序]
バトロキソビンは線維素原(血液凝固第Ⅰ因子:フィブリノゲン)を分解、消費することにより、抗血栓効果を示す。
本剤によるビタミンK依存性血液凝固因子(第Ⅱ、Ⅶ、Ⅸ、Ⅹ因子)の生合成阻害による抗凝固作用と相加相乗的に作用を増強し、出血傾向を増強する可能性がある。
[相互作用の事例]
文献的報告はない。