[相互作用を示す薬剤名(代表的商品名)]
〔薬効分類 114 解熱鎮痛消炎剤〕
[相互作用の内容]
本剤の作用を減弱する可能性がある。
[併用時の注意]
併用開始時および併用中止時は、血液凝固能検査値の変動に注意すること。
[相互作用の機序]
アンチピリンの肝薬物代謝酵素誘導作用による。
[相互作用の事例]
<臨床研究報告>1)【ワルファリンの作用減弱】
安定したワルファリン療法施行中の5例に対し、ワルファリン用量は一定のままアンチピリン600mg/日を30日間投与した。血漿ワルファリン濃度は有意に低下し、トロンボテスト値は上昇した。この内の2例での検討で、アンチピリンによるワルファリンの半減期短縮、代謝物尿中排泄増加を認めた。(海外)
【参考文献】 [文献請求番号]
1)Breckenridge A et al.: Ann. N.Y. Acad. Sci., 179, 421(1971) WF-2097