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【ハラヴェン・悪性軟部腫瘍】 副作用として報告されている「末梢神経障害(末梢性ニューロパチー)」の発現状況、発現時...
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No : 16242
公開日時 : 2020/10/12 16:09
更新日時 : 2020/10/26 09:45
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【ハラヴェン・悪性軟部腫瘍】 副作用として報告されている「末梢神経障害(末梢性ニューロパチー)」の発現状況、発現時期及び転帰について教えてください。
【ハラヴェン・悪性軟部腫瘍】 副作用として報告されている「末梢神経障害(末梢性ニューロパチー)」の発現状況、発現時期及び転帰について教えてください。
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悪性軟部腫瘍
回答
・末梢神経障害が発現または悪化することがあります。
・初回発現時期の中央値は、ハラヴェン投与後約25週でした。(引用1)
発現状況、発現時期及び転帰は以下の通りです。
■発現状況
国内第II相試験、外国第II、III相試験において、末梢神経障害が下表の通り認められました。また、重篤と判断されたのは、外国第II、III相試験における末梢性感覚ニューロパチー及び末梢性運動ニューロパチーの2例でした。
なお、投与前の末梢神経障害(合併症)の発現状況により、末梢神経障害が発現しやすくなったり、より高いGradeのものが発現するという傾向はみられませんでした。(引用1)
KW:ヘルペス後神経痛、錯感覚、神経痛、末梢性感覚運動ニューロパチー、多発ニューロパチー
■
発現時期
末梢神経障害の初回発現時期の中央値(95%信頼区間)は、国内第II相試験(217試験)では26.9(14.3,43.4)週、外国第II、III相試験(207、309試験)では24.9(19.3,41.3)週でした。(引用1)
■
転帰
国内第II相試験(217試験)において、末梢神経障害を発現した17例のうち、Grade3以上の末梢神経障害は認められませんでした。また、末梢神経障害によって使用を中止された例はありませんでした。
外国第II、III相試験(207、309試験)において、末梢神経障害を発現した105例のうち、Grade1、2は91例で、末梢神経障害によって使用を中止された例はありませんでした。一方、Grade3、4は14例で、末梢神経障害によって使用を中止された症例は2例であり、転帰は回復及び未回復でした。(引用1)
「
【ハラヴェン・悪性軟部腫瘍】副作用として報告されている「末梢神経障害(末梢性ニューロパチー)」の対処法について教えてください。
」も併せてご参照ください。
【引用】
1)【悪性軟部腫瘍】ハラヴェン静注1mg適正にご使用いただくためのガイドブック IV 重大な副作用とその対策 p32-33 (HAL1160BSG)
【作成年月】
2020年3月