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  • 公開日時 : 2020/03/11 22:48
  • 更新日時 : 2022/04/19 17:00
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【デエビゴ】 禁忌の重度の肝機能障害や、慎重投与の軽度及び中等度の肝機能障害に数値の目安はありますか?

【デエビゴ】 
 
禁忌の重度の肝機能障害や、慎重投与の軽度及び中等度の肝機能障害に数値の目安はありますか?
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回答

<電子添文上、重度の肝機能障害のある患者は【禁忌】に設定されています。>
 
肝機能障害のある患者(外国人)における薬物動態の検討では、Child-Pughスコア5~6を軽度肝機能障害、Child-Pughスコア7~9を中等度肝機能障害と設定していました。
なお、重度肝機能障害の患者(Child-Pughスコア10~15)での薬物動態は検討していません。(引用1)
 
肝機能障害のある患者ではレンボレキサントの血漿中濃度を上昇させるおそれがあるため、重度の肝機能障害のある患者は禁忌、軽度及び中等度の肝機能障害のある患者は慎重投与に設定されています。(引用2、3)
 
【関連情報】
Child-Pugh(チャイルド・ピュー)分類(引用4)
下記表に基づき、各項目の点数を加算しその合計点で分類します。
軽度:Child-Pugh分類A(Child-Pughスコア5~6点)
中等度:Child-Pugh分類B(Child-Pughスコア7~9点)
重度:Child-Pugh分類C(Child-Pughスコア10~15点)
   
 
【引用】
1)デエビゴ錠2.5mg・5mg・10mg電子添文 2021年5月改訂(第4版)【薬物動態】 6.特定の背景を有する患者(外国人データ) (2)肝機能障害患者
2)デエビゴ錠2.5mg・5mg・10mg電子添文 2021年5月改訂(第4版) 【禁忌】 2.重度の肝機能障害のある患者
3)デエビゴ錠2.5mg・5mg・10mg電子添文 2021年5月改訂(第4版)【使用上の注意】1.慎重投与(2) 軽度及び中等度の肝機能障害のある患者
4)日本肝癌研究会編「臨床・病理 原発性肝癌取扱い規約 第6版(補訂版)2019年3月 金原出版株式会社 [ONCOL-1164]
 
【更新年月】
2022年2月
KW:肝障害、肝不全、肝機能不全、チャイルドピュー、チャイルド・ピュー、ALT、AST、GPT、投与量調節