国際共同303試験では最長12か月の服用期間で検討いたしました。(引用1)
なお、電子添文には、投与継続の要否について以下の記載があります。
8. 重要な基本的注意
8.2 症状が改善した場合は、本剤の投与継続の要否について検討し、本剤を漫然と投与しないよう注意すること。(引用2)
■国際共同第 III 相プラセボ対照比較試験[国際共同303試験](海外データを含む)の試験概要は以下の通りでした。(引用1、3、4)
安全性:投与第1期及び第2期(デエビゴ投与例の通算)
副作用発現率は、デエビゴ 5mg群26.6%(119/447 例)、10mg群29.7%(130/437例)であった。
主な副作用は、デエビゴ5mg群では傾眠 8.3%(37/447 例)、頭痛4.5%(20/447例)、疲労2.7%(12/447例)、10mg 群では傾眠13.3%(58/437 例)、頭痛3.7%(16/437例)、疲労3.2%(14/437例)であった。
重篤な副作用は、投与第 1 期で発現したデエビゴ 10mg 群の1例(高度の注意力障害)であった。試験期間中、死亡例はなかった。
投与中止に至った有害事象は、デエビゴ 5mg群23例、10mg群 41例に認められ、主な有害事象は、デエビゴ5mg 群では傾眠7例、浮動性めまい、頭痛が各3例、10mg群では傾眠 16 例、悪夢4例、動悸、転倒、浮動性めまいが各2例であった。
デエビゴ錠の用法及び用量は以下の通りです。(引用 5)
通常、成人にはレンボレキサントとして 1 日 1 回 5mg を就寝直前に経口投与する。なお、症状により適宜増減するが、1 日 1 回 10mg を超えないこととする。
【引用】
1)デエビゴ錠 2.5mg・5mg・10mg 総合製品情報概要 臨床成績 5. 国際共同第 III 相プラセボ対照比較試験[国際共同 303 試験(海外データを含む) p14‐16 (DVG1001FSG)
2)デエビゴ錠 2.5mg・5mg・10mg 電子添文2024年12月改訂(第3版) 8. 重要な基本的注意 8.2
3)国際共同 303 試験(承認時評価資料) [DVG-0016]
4)K?rpp? M. et al.: Sleep. 43(9), 1-11, 2020 [DVG-0088]
〔利益相反:本論文の著者のうち 7 名は、エーザイ(株)の社員である。著者にエーザイ(株)より資金提供を受領している者が含まれる。〕
5)デエビゴ錠 2.5mg・5mg・10mg 電子添文 2024年12月改訂(第3版) 6. 用法及び用量
【更新年月】
2025年7月