1.分布
患者の喀痰、胆汁、腹腔内浸出液、髄液、骨盤死腔浸出液、眼房水等の体液中への移行性及び胆組織、前立腺組織、子宮・子宮付属器各組織、中耳粘膜等への移行性は良好です。(②③④⑤⑥⑦⑧⑨)
2.代謝及び排泄
生体内でほとんど代謝されることなく主として尿中に排泄されます。健康成人に静脈内注射及び筋肉内注射した場合の投与後24時間までの尿中排泄率はそれぞれ57%、81%を示し、そのほとんどは投与後8 時間以内に排泄されました。 (①)
① Nakashima, M. et al.:臨床薬理, 16, 409(1985)AZT-0045
② 鈴山洋司ら :日本化学療法学会雑誌,33(S. 1), 505(1985)AZT-0086
③ 谷村 弘ら :日本化学療法学会雑誌,33(S. 1), 628(1985)AZT-0101
④ 奥沢星二郎ら:日本化学療法学会雑誌,33(S. 1), 571(1985)AZT-0096
⑤ 藤井良知ら :Jpn. J. Antibiot., 38, 3195(1985)AZT-0268
⑥ 高瀬善次郎ら:産婦人科の世界, 37, 1303(1985)AZT-0290
⑦ 富井隆夫ら :日本化学療法学会雑誌,33(S. 1), 139(1985)AZT-0043
⑧ 藤田公生ら :日本化学療法学会雑誌,33(S. 1), 132(1985)AZT-0042
⑨ 馬場駿吉ら :Jpn. J. Antibiot., 39, 159(1986)AZT-0294
【引用】
・アザクタム注射用0.5g・1g 添付文書 2018年5月改訂(第8版) 【薬物動態】
【関連情報】
特にありません。
【作成年月】
2018年12月