末梢性神経障害を対象に二重盲検比較試験にてメチコバール注を週3回、4週投与した結果、静脈内投与と筋肉内投与との間に、全般改善度、概括安全度、有用性に有意差がなかったとの報告があります。(引用1)
また、従来の筋肉内投与に代わって静脈内投与を試みたところ、悪性貧血における血液学的効果は従来の筋肉内投与法と同様の経過を認めたとの報告があります。(引用2)
ただし、脳脊髄液への移行は筋肉内投与法に比べ静脈内投与で有意に高いと報告されています。(引用2)
【引用】
1)丸山 勝一ら:臨牀と研究 66(3) p995-1007,1989 [MBL-0651]
2)田中 信夫:Prog.Med. 8(11) p2685-2689,1988 [MBL-0645]