電子添文には、相互作用について、以下の記載があります。
10. 相互作用
10.2 併用注意(併用に注意すること)(引用1)
フェノバルビタール:本剤の血漿中濃度が低下するおそれがある。
インタビューフォームには、フェノバルビタールとの併用試験に関して、以下の記載があります。
■フェノバルビタール(引用2)
ラットを用いたフェノバルビタールとの併用試験において、フェノバルビタールによる代謝酵素活性の誘導により、イグラチモドの血漿中濃度は単独投与時に比べ低く推移したことから記載した。
臨床試験において、フェノバルビタールと相互作用が認められた症例はないが、併用する場合は、本剤の血漿中濃度が低下するおそれがあるので、注意すること。
<参考>動物におけるデータ(引用3)
ラットを用いてフェノバルビタールとの相互作用を検討した試験において、フェノバルビタール(80mg/kg)を前投与した後にイグラチモド(10mg/kg)を単回経口投与した時のイグラチモドの血漿中濃度は単独投与群に比べて低く、フェノバルビタールによる代謝酵素活性の誘導による影響がみられた。
【引用】
1)ケアラム錠25mg 電子添文 2022年8月改訂(第1版) 10. 相互作用 10.2 併用注意(併用に注意すること)
2)ケアラム錠25mgインタビューフォーム2023年1月改訂(第8版) VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目 7.相互作用 (2)併用注意とその理由
3)社内資料(シメチジン及びフェノバルビタールとの薬物動態学的相互作用に関する検討) [CRM-0067]
【更新年月】
2024年4月