初期症状は発熱、息切れ、呼吸困難、乾性咳です。
発熱、咳嗽、呼吸困難等が認められた場合には、速やかに動脈血酸素飽和度の測定や胸部X線検査、胸部CT検査等を実施するとともに、KL-6、SP-D、CRP等の臨床検査値を確認し、本剤の投与を中止してください。
また、ニューモシスティス肺炎との鑑別診断(β-Dグルカンの測定等)を考慮に入れ、副腎皮質ステロイド剤等の薬物療法など、適切な処置を行ってください。必要に応じて専門医と連携してください。(引用1)
【関連情報】
臨床試験における副作用の発現率(引用1)
・重篤な間質性肺炎 (0.29%)
イグラチモド錠の全例調査における各副作用の発現症例数(発現率)(引用2)
安全性解析対象症例2,666例
・重篤な間質性肺炎 17例(0.64%)
【引用】
1)ケアラム錠25mg適正使用ガイド 5.特に注意していただきたい副作用とその対処方法 p14 (DI-J-905)
2)ケアラム錠25mgイグラチモド適正使用情報Vol.7 全例調査(52週)最終集計報告書-安全性- (DI-J-758)
【更新年月】
2023年4月