外科的処置が予定されている場合には、事前にレンビマの投与中断をご検討ください。手術前の7日間を目安に休薬してください。軽度の処置の場合でも、2日間は休薬してください。手術後は手術部位が治癒した後にレンビマの投与を再開して下さい。
〈手術・処置前の休薬〉
国内103試験の結果、4mg~20mgを単回投与した際の半減期は約30時間でした。休薬期間を検討した臨床試験は実施していませんが、半減期の5倍の休薬期間が望ましいので、手術前の7日間を目安に休薬してください。軽度*の処置の場合でも、2日間は休薬してください。(引用1)
* 国際共同第Ⅲ相試験(303試験, SELECT)では、軽度の程度について定義はしておりませんでしたが、例として冠動脈造影を行う場合には7日間、抜歯を行う場合には2日間の休薬を行うことを依頼していました。(引用2)
〈手術後の再開〉
レンビマによる創傷治癒遅延が認められることがあるため、手術部位が治癒した後に投与を再開してください。
なお、国際共同第Ⅲ相試験(303試験, SELECT)では、投与開始前3週間以内に大手術を受けた患者様は除外されていました。(引用3)
【引用】
1) 【根治切除不能な甲状腺癌】レンビマカプセル4mg・10mg適正にご使用いただくためのガイドブック Ⅳ. Q&A 16 p91 (LEN1002GSG)
2) 【根治切除不能な甲状腺癌】レンビマカプセル4mg・10mg適正にご使用いただくためのガイドブック Ⅰ. 投与に際しての注意事項 p6-7 (LEN1002GSG)
3) 【根治切除不能な甲状腺癌】レンビマカプセル4mg・10mg適正にご使用いただくためのガイドブック Ⅳ. Q&A 17 p91 (LEN1002GSG)
【更新年月】
2020年3月