• No : 3185
  • 公開日時 : 2018/07/30 00:00
  • 更新日時 : 2020/09/04 11:44
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【レンビマ・甲状腺癌】 肝機能障害のある患者様に投与できますか?初回用量調節の必要はありますか?

【レンビマ・甲状腺癌】 

肝機能障害のある患者様に投与できますか?初回用量調節の必要はありますか?

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回答

重度の肝機能障害を有する患者様では、レンバチニブの血漿中濃度が上昇する可能性があることから、重度の肝機能障害のある患者様にレンビマを投与する場合には、減量を考慮するとともに、患者様の状態をより慎重に観察し、有害事象の発現に十分ご注意ください。(引用1) 

 

レンビマの薬物動態に及ぼす肝機能の影響を評価する海外006試験において、軽度の肝機能障害及び中等度の肝機能障害を有する被験者(各6例)にレンビマ10mgを、重度の肝機能障害を有する被験者6例に、レンビマ5mgを単回投与しました。その結果、軽度、中等度及び重度の肝機能障害を有する被験者におけるレンバチニブのCmaxは、健康被験者のそれぞれ0.97、0.79及び1.1倍、血漿中濃度-時間曲線下面積(AUC(0-inf))はそれぞれ1.2、1.1及び1.8倍でした。

 

 

【引用】 

1) 【根治切除不能な甲状腺癌】レンビマカプセル4mg・10mg適正にご使用いただくためのガイドブック IV. Q&A 6  p85(LEN1002GSG)

 

【更新年月】

2020年3月