インタビューフォームには、以下の記載があります。(引用1)
他のB12剤(コバマミド)やメコバラミン低用量(120μg)を対照薬とした二重盲検試験によって、末梢性神経障害に対する本剤の有用性が認められている。(引用2、3)
末梢性神経障害に対して、メコバラミンとして1日1500μg及び1日120μg(低用量群)を3回に分けて4週間反復経口投与し、二重盲検比較試験を行った。慢性期及び固定期の症例に対して、本剤の改善率は改善以上で1500μgが17.6%(6/34)、120μgが9.7%(3/31)、やや改善以上で1500μgが64.7%(22/34)、120μgが41.9%(13/31)であり、1500μg/日投与の有用性が認められた。(引用2)
末梢性神経障害に対して本剤1日1500μg、コバマミド1日1500μg及びプラセボを4週間反復経口投与し、二重盲検比較試験を行った。全般改善度は中等度改善以上で、本剤投与群38.6%(17/44)、コバマミド投与群22.2%(10/45)、プラセボ投与群26.7%(12/45)であり、本剤の有用性が認められた。(引用3)
【引用】
1)メチコバール錠250μg・錠500μg インタビューフォーム 2014年4月改訂(改訂第6版) V.治療に関する項目 3.臨床成績
2)亀山正邦ら:臨床評価,1,71(1972) [MBL-0131]
3)亀山正邦ら:臨牀と研究,49,1963(1972) [MBL-0130]
【更新年月】
2020年7月