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【マクサルト】 肝機能障害のある患者への投与について教えてください。
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No : 3109
公開日時 : 2018/07/19 00:00
更新日時 : 2024/04/08 10:54
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【マクサルト】 肝機能障害のある患者への投与について教えてください。
【マクサルト】
肝機能障害のある患者への投与について教えてください。
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回答
電子添文上、重度の肝機能障害を有する患者は禁忌に設定されています。(引用1)
電子添文には、肝機能障害患者への投与に関して以下の記載があります。(引用2、3)
9.特定の背景を有する患者に関する注意
9.3肝機能障害患者
9.3.1重度の肝機能障害患者
投与しないこと。本剤は主に肝臓で代謝されるので、重度の肝機能障害患者では血中濃度が上昇するおそれがある。
9.3.2肝機能障害患者(重度の肝機能障害患者を除く)
外国において、健康成人と比較して中等度の肝機能障害患者では、本剤のAUCとC
max
が増加する傾向が報告されている。
【関連情報】
インタビューフォームには、肝機能障害患者への投与に関して以下の記載があります。(引用4)
重度の肝機能障害患者
(解説)
本剤は主に肝臓で代謝されるので、中等度の肝機能障害患者で血中濃度が上昇した。重度の肝機能障害を有する患者では血中濃度が更に上昇するおそれがあるため投与しないこと。
肝機能障害患者(重度の肝機能障害患者を除く)
(解説)
外国において、健康成人と比較して中等度の肝機能障害患者では、本剤のAUCとC
max
が増加する傾向が報告されているため、肝機能障害を有する患者には慎重に投与すること。
なお、重度の肝機能障害を有する患者には本剤は禁忌である。
インタビューフォームには、肝機能障害患者の薬物動態に関して以下の記載があります。(引用5)
特定の背景を有する患者
肝機能障害患者(外国人)
軽度から中等度の肝機能障害患者にリザトリプタン5mg錠を経口投与し、血漿中動態を健康成人と比較した結果、未変化体の血漿中濃度は軽度の肝機能障害患者と健康成人とで以下の通りであった。中等度の肝機能障害患者では健康成人と比較して未変化体の血漿中濃度は約30%増加した。
【引用】
1)マクサルト錠10mg・RPD錠10mg電子添文 2020年7月改訂(第1版) 2.禁忌 2.6
2)マクサルト錠10mg・RPD錠10mg電子添文 2020年7月改訂(第1版) 9.特定の背景を有する患者に関する注意 9.3肝機能障害患者 9.3.1重度の肝機能障害患者
3)マクサルト錠10mg・RPD錠10mg電子添文 2020年7月改訂(第1版) 9.特定の背景を有する患者に関する注意 9.3肝機能障害患者 9.3.2肝機能障害患者(重度の肝機能障害患者を除く)
4)マクサルト錠10mg・RPD錠10mgインタビューフォーム 2021年9月改訂(第14版) VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目 6.特定の背景を有する患者に関する注意 (3)肝機能障害患者
5)マクサルト錠10mg・RPD錠10mgインタビューフォーム 2021年9月改訂(第14版) VII.薬物動態に関する項目 10.特定の背景を有する患者 2)肝機能障害患者(外国人)
【更新年月】
2024年2月