新生児低プロトロンビン血症及び新生児出血症に対する臨床成績は下記の通りです。(引用1)
1.新生児低プロトロンビン血症(トロンボテスト値20%未満)を対象とした148症例の二重盲検試験で本剤の有用性が認められています。
K2投与群はプラセボ投与群に比較して有意に優れていました。また、高ビリルビン血症などの副作用は認められませんでした。(引用2)
2.新生児出血(吐血、下血、臍出血)にK22㎎経口投与したところ、出血症状は1回投与で13例中10例が治癒し、K22㎎追加投与で残りの3例のうち2例が、K26㎎追加投与で1例が止血し、本剤投与後トロンボテスト値、ヘパプラスチンテスト値も有意に改善しました。(引用3)
【引用】
1)ケイツーシロップ0.2% 添付文書 2012年5月改訂(第8版) 【臨床成績】
2)真木正博ら:医学のあゆみ,120,222(1982) [KTZ-0202]
3)浮田昌彦ら:産科と婦人科,51,1367(1984) [KTZ-0329] (本研究はエーザイ株式会社の支援を受けて実施された)
【更新年月】
2020年8月
【図表あり】