電子添文には、授乳婦への投与について、以下の記載があります。
9.特定の背景を有する患者に関する注意
9.6授乳婦(引用1)
治療上の有益性及び母乳栄養の有益性を考慮し、授乳の継続又は中止を検討すること。動物実験(ラット)で、乳汁中への移行が認められている。
【関連情報】
インタビューフォームには、哺育中ラットにおける乳汁移行性試験について以下の記載があります。
・授乳婦
(解説)(引用2)
哺育中ラットにおける乳汁移行性試験において、14C¬-イグラチモド(10mg/kg)を単回経口投与したところ、乳汁中放射能濃度は投与4時間後に最高濃度(8.89μg eq.ofイグラチモド/g)に達し、血液中濃度(9.65μg eq.ofイグラチモド/g)と同程度であった。投与4時間以降も乳汁中放射能濃度は血液中濃度とほぼ平行して推移し、乳汁中へのイグラチモドの移行が認められたことから記載した。
【引用】
1)ケアラム錠25mg 電子添文 2022年8月改訂(第1版) 9. 特定の背景を有する患者に関する注意 9.6 授乳婦
2)ケアラム錠25mgインタビューフォーム2023年1月改訂(第8版) VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目 6. 特定の背景を有する患者に関する注意 (6)授乳婦
【更新年月】
2024年10月