電子添文には、副作用について以下の記載があります。
11.副作用(引用1)
次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分に行い、異常が認められた場合には投与を中止するなど適切な処置を行うこと。
11.1 重大な副作用
11.1.1 肝機能障害(0.5%)、黄疸(0.1%)
AST、ALTの増加等を伴う肝機能障害、黄疸があらわれることがある。また、肝機能については、臨床試験において、 AST、ALT増加の発現率が高かったことから、異常が認められた場合には、投与継続の可否を検討するとともに、特に目安として100IU以上に増加した場合は投与を中止すること。
11.1.2汎血球減少症(0.1%)、無顆粒球症(頻度不明)、白血球減少(0.1%)
異常が認められた場合には、投与継続の可否を検討するとともに、適切な処置を行うこと。なお、赤血球減少、白血球減少、血小板減少等の血液障害が認められた場合は、必要に応じ本剤の投与を中止又は休薬し、適切な処置を行うこと。
11.1.3消化性潰瘍(0.7%)
シクロオキシゲナーゼ阻害作用によると考えられる消化性潰瘍があらわれることがあるので、下血等の消化器症状があらわれた場合には投与を中止し、適切な処置を行うこと。
11.1.4間質性肺炎(0.3%)
発熱、咳嗽、呼吸困難等の症状に注意し、異常が認められた場合には速やかに胸部X線検査等やKL-6、CRP等の臨床検査値を確認し、投与を中止するとともに、ニューモシスティス肺炎との鑑別診断(β-Dグルカンの測定等)を考慮に入れ、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。
11.1.5感染症(0.2%)
敗血症、膿胸等の感染症があらわれることがある。
11.2その他の副作用
【引用】
1)ケアラム錠25mg電子添文2022年8月改訂(第1版) 11.副作用
【更新年月】
2024年9月
【図表あり】