電子添文には、投与時や調製時などの注意事項に関する以下の記載があります。
■用法及び用量に関連する注意
<急性心筋梗塞における冠動脈血栓の溶解(発症後6時間以内)>
(1)本剤は発症から6時間以内に投与を開始すること。(引用1)
<不安定な血行動態を伴う急性肺塞栓症における肺動脈血栓の溶解>
(2)急性肺塞栓症患者に投与する場合、本剤の出血に関する有害事象の発現は用量依存的であるので、危険性と有益性の両面から慎重に投与量を決定すること。「9.特定の背景を有する患者に関する注意」に該当する患者など、出血の危険性が高い患者へ本剤を投与する場合には、低用量(13,750IU/kg)の投与を考慮すること。(引用2)
参考
体重別投与量早見表(引用2、3)
■薬剤調製時の注意
(1)溶解後は速やかに使用すること。(引用4)
(2)本剤の溶解には日本薬局方生理食塩液のみを用い、他剤との配合は避けること。(引用5)
【引用】
1)クリアクター静注用40万・静注用80万電子添文 2022年2月改訂(第1版) 7.用法及び用量に関連する注意 7.1
2)クリアクター静注用40万・静注用80万電子添文 2022年2月改訂(第1版) 7.用法及び用量に関連する注意 7.2
3)クリアクター静注用40万・静注用80万インタビューフォーム 2022年6月改訂(第10版) V.治療に関する項目 4.用法及び用量に関連する注意
4)クリアクター静注用40万・静注用80万電子添文 2022年2月改訂(第1版) 14.適用上の注意 14.1薬剤調製時の注意 14.1.1
5)クリアクター静注用40万・静注用80万電子添文 2022年2月改訂(第1版) 14.適用上の注意 14.1薬剤調製時の注意 14.1.2
【更新年月】
2022年12月