健康成人男子3名に本剤1カプセル(15mg)を一晩絶食後あるいは朝食摂取30分以内に経口投与し、血漿中メナテトレノン濃度推移を検討したところ、一晩絶食後投与では本剤の吸収は低下しました(図1)。(①)
また、健康成人男子18名を6名ずつ3群に分け、クロスオーバー法により、脂肪含有量の異なる3種類の食事(脂肪含有量:8.8g、20.0g、34.9g)摂取30分以内に本剤1カプセル(15mg)を経口投与し、血漿中メナテトレノン濃度推移を検討したところ、本剤の吸収は食事に含まれる脂肪量に応じて増大しました。なお、上記健康成人男子18名のうち12名に、さらに高い脂肪を含有する食事(脂肪含有量:53.8g) 摂取30分以内に本剤1カプセル(15mg)を経口投与し、血漿中メナテトレノン濃度推移を検討したところ、本剤の吸収は脂肪含有量34.9gの食事を摂取した時と同程度でした(図2)。(②)
【引用】
・グラケーカプセル15mg 添付文書 2014年4月改訂(第10版)【薬物動態】 2.食事の影響
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文献請求番号 |
① |
石井美佳ら: |
薬理と治療, |
23, |
2677 |
(1995) |
KTZ-0826 |
② |
Uematsu, T. et al.: |
J. Pharma. Sci., |
85, |
1012 |
(1996) |
KTZ-0855 |
【更新年月】
2019年1月