肝機能障害を有する患者を対象とした臨床薬理試験は実施しておりません。
電子添文およびインタビューフォームにおいて肝機能障害のある患者への投与について、特定の背景を有する患者に関する注意は設定されておりません。(引用1、2)
ご参考までに、電子添文には、レケンビの代謝および排泄について以下のように記載されています。
16. 薬物動態
16.4 代謝(引用3)
レカネマブは、ヒト化IgG1 モノクローナル抗体であることから、他の免疫グロブリンG1 と同様に異化作用により分解されると推察される。
16.5 排泄(引用4、5、6)
最終消失相の半減期は5~7 日である。
母集団薬物動態解析によると、レカネマブのクリアランスの母集団推定値は0.0154L/h(95%信頼区間:0.0147-0.0160L/h)である。
【引用】
1)レケンビ点滴静注200mg・500mg電子添文2023年12月改訂(第2版) 9.特定の背景を有する患者に関する注意
2)レケンビ点滴静注200mg・500mgインタビューフォーム2023年12 月作成(第2版) VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目 6.特定の背景を有する患者に関する注意 (3)肝機能障害患者
3)レケンビ点滴静注200mg・500mg電子添文2023年12月改訂(第2版) 16. 薬物動態 16.4 代謝
4)レケンビ点滴静注200mg・500mg電子添文2023年12月改訂(第2版) 16. 薬物動態 16.5 排泄
5)社内資料:母集団薬物動態解析(2023年9月25日承認、CTD2.7.2.3.2) [LEQ-0015]
6)社内資料:薬物動態プロファイル(2023年9月25日承認、CTD 2.7.2.3.1) [LEQ-0016]
【更新年月】
2024年1月