電子添文には、調製方法、調製時の注意について以下のように記載されています。
14. 適用上の注意
14.1 薬剤調製時の注意(引用1)
14.1.1 本剤を希釈調製するときは無菌的に操作すること。本剤は単回使用とし、残液は廃棄すること。
14.1.2 必要量をバイアルから抜き取り、250mLの生理食塩液で希釈すること。
14.1.3 容器を静かに反転させて、しっかりと混和する。振とうしないこと。
14.1.4 希釈後は速やかに使用すること。なお、希釈後やむを得ず保存する場合は、2~25℃で保存し、4時間以内に使用すること。
14.1.5 希釈液は投与前に室温にして用いること。
14.1.6 他剤と混合しないこと。
また、インタビューフォームには調製方法、調製時の注意の設定理由について以下のように記載されています。(引用2)
(解説)
14.1.1 調製後の希釈溶液の無菌性を担保するため設定した。
14.1.2 臨床試験で採用した調製方法に基づき設定した。
14.1.3 濃度を均一にするため、及び振とうによる凝集及び分解のリスクを最小限に抑えるため設定した。
14.1.4 希釈後の本剤の無菌性を担保するため設定した。
14.1.5 臨床試験で採用した調製方法に基づき設定した。
14.1.6 本剤の他剤との配合変化試験は実施していないことから設定した。
【関連情報】
電子添文には、レケンビ投与時の注意点について以下の記載があります。
14.2 薬剤投与時の注意(引用3)
14.2.1 投与前に微粒子や変色がないか目視で確認すること。変色又は不透明な粒子や異物の混入が認められた場合は使用しないこと。
14.2.2 本剤は、蛋白結合性の低い0.2又は0.22ミクロンのインラインフィルターを通して投与すること。
14.2.3 投与終了後、生理食塩液で点滴ラインをフラッシュすること。
【引用】
1)レケンビ点滴静注200mg・500mg電子添文 2024年6月改訂(第3版) 14. 適用上の注意 14.1 薬剤調製時の注意
2)レケンビ点滴静注200mg・500mgインタビューフォーム2024年6月作成(第3版) VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目 11. 適用上の注意(解説)
3)レケンビ点滴静注200mg・500mg電子添文 2024年6月改訂(第3版) 14. 適用上の注意 14.2 薬剤投与時の注意
【更新年月】
2024年8月