(1)徴候・症状
本薬の経口剤において、過量投与時に心電図諸計測値の延長、心拍数や心収縮性の減少、伝導障害、致死的不整脈、痙攣、低血圧、呼吸不全による死亡等の報告があります。
(2)処置
現状で本剤の過量投与に対する特別な処置法はありません。なお、次の処置法を考慮してください。
1)ドパミン、ドブタミン、イソプレナリン等の強心薬投与
2)IABP等の補助循環
3)ペーシングや電気的除細動
本剤は半減期が長いので、上記の処置はできるだけ長時間持続する必要があります。なお、血液透析は無効です。
【引用】
・タンボコール静注50mg 添付文書 2019年3月改訂(第15版)【使用上の注意】 8.過量投与
【更新年月】
2019年9月