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  • 公開日時 : 2017/10/25 00:00
  • 更新日時 : 2019/01/03 16:53
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【ニトロール・注・シリンジ・点滴静注バッグ】 用法・用量(投与量、投与タイミングなど)について教えてください。

【ニトロール・注・シリンジ・点滴静注バッグ】 

用法・用量(投与量、投与タイミングなど)について教えてください。

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回答

[ニトロール注5mg・注5mgシリンジ共通]

1.急性心不全

 通常、成人には、本剤を注射液そのまま、又は生理食塩液、5%ブドウ糖注射液等で希釈して0.05~0.001%溶液とし、硝酸イソソルビドとして1時間あたり1.5~8mgを点滴静注します。投与量は患者の病態に応じて適宜増減しますが、増量は1時間あたり10mgまでとしてください。

2.不安定狭心症

 通常、成人には、本剤を注射液そのまま、又は生理食塩液、5%ブドウ糖注射液等で希釈して0.05~0.001%溶液とし、硝酸イソソルビドとして1時間あたり2~5mgを点滴静注します。投与量は患者の病態に応じて適宜増減してください。

3.冠動脈造影時の冠攣縮寛解

 通常、成人には、冠動脈造影時に本剤を注射液そのまま、硝酸イソソルビドとして5mgをカテーテルを通し、バルサルバ洞内に1分以内に注入してください。なお、投与量は、患者の症状に応じて適宜増減しますが、投与量の上限は10mgまでとしてください。

〈用法・用量に関連する使用上の注意〉

冠動脈造影時に冠攣縮を誘発した場合は、迅速に攣縮寛解のための処置を行ってください。また、まれに完全閉塞寛解時にreperfusion injuryによると考えられる心室細動などの危険な不整脈や血圧低下を起こすことがあるので電気的除細動などの適切な処置を行ってください。


(参考)

 ・ニトロール注5mg 添付文書2014年7月改訂(第8版)【用法・用量】

 ・ニトロール注5mgシリンジ 添付文書2014年7月改訂(第6版)【用法・用量】

 

 

[ニトロール点滴静注50mgバッグ・点滴静注100mgバッグ]

 1.急性心不全

  通常、成人には、硝酸イソソルビドとして1時間あたり1.5~8mgを点滴静注します。投与量は患者の病態に応じて適宜増減しますが、増量は1時間あたり10mgまでとしてください。

 2.不安定狭心症

  通常、成人には、硝酸イソソルビドとして1時間あたり2~5mgを点滴静注します。投与量は患者の病態に応じて適宜増減してください。


(参考)

 ・ニトロール点滴静注50mgバッグ・点滴静注100mgバッグ 添付文書2014年7月改訂(第6版)【用法・用量】

 

 

[ニトロール持続静注25mgシリンジ]

 1.急性心不全

  通常、成人には、硝酸イソソルビドとして1時間あたり1.5~8mgを持続静注します。投与量は患者の病態に応じて適宜増減しますが、増量は1時間あたり10mgまでとしてください。

 2.不安定狭心症

  通常、成人には、硝酸イソソルビドとして1時間あたり2~5mgを持続静注します。投与量は患者の病態に応じて適宜増減してください。


(参考)

 ・ニトロール持続静注25mg シリンジ 添付文書2014年7月改訂(第5版)【用法・用量】