• No : 1586
  • 公開日時 : 2017/10/18 00:00
  • 更新日時 : 2021/03/18 11:25
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【ワーファリン】 IV‐3.2.吸収率、肝初回通過効果(適正使用情報 改訂版〔本編〕 2020年2月発行)

【ワーファリン】 
 
IV‐3.2.吸収率、肝初回通過効果(適正使用情報 改訂版〔本編〕 2020年2月発行)
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回答

ワルファリンはpH 5.1以下では非イオン形(分子形)であるため、胃および上部小腸から完全に吸収され、糞便中からワルファリン未変化体はほとんど回収されない2)。また、ワルファリンの肝クリアランスは低いため、錠剤の剤型で経口投与した場合の生物学的利用率(バイオアベイラビリティ)はほぼ100%である。食事摂取により、わずかに吸収速度が低下するが最終的な吸収率には影響しない。
 
 

【参考文献】    [文献請求番号]

2)Shetty HGM et al.: Clin. Pharmacokinetics,    16,    238(1989)    WF-0667

 

【更新年月】

2021年1月