電子添文には、他の睡眠薬との併用に関する以下の記載があります。
7．用法及び用量に関連する注意（引用1）
7．6 他の不眠症治療薬と併用したときの有効性及び安全性は確立されていない。
不眠症治療薬は中枢神経抑制作用を有するため、デエビゴの電子添文上、中枢神経抑制剤は「併用注意（併用に注意すること）」に設定されています。
デエビゴ及び中枢神経抑制作用を有する不眠症治療薬は、併用により相互に作用を増強させるおそれがあります。
なお、ラメルテオンなどメラトニン作動薬については、「併用注意（併用に注意すること）」に該当しませんが、不眠症治療薬であるため、他の不眠症治療薬同様に、併用する際は注意をお願いいたします。
他の睡眠薬との併用をご検討される際には、患者の症状に合わせて、医師のご判断でお願いしています。
なお、保険上の解釈は各地区審査機関の判断となります。
【関連情報】
睡眠薬の適正使用・休薬ガイドライン2014年に以下の記載があります。（引用3）
・入眠困難と睡眠維持障害の両者を有する患者に対し、異なる半減期を有する複数の睡眠薬を併用することは科学的根拠はなく、むしろ副作用のリスクを高める可能性がある。
・少なくとも、治療初期には、可能な限り単剤（用量調整）で対処することが望ましい。
【引用】
1）デエビゴ錠2.5mg・5mg・10mg電子添文 2024年2月改訂（第2版） 7．用法及び用量に関連する注意 7．6
2）デエビゴ錠2.5mg・5mg・10mg電子添文 2024年2月改訂（第2版） 10．相互作用 10．2 併用注意（併用に注意すること）
3）睡眠薬の適正使用・休薬ガイドライン（じほう） 2014年 p41 ［NEURO‐0658］
【更新年月】
2024年9月
KW：不眠症治療薬、睡眠剤、眠剤、フェノチアジン誘導体、バルビツール酸誘導体、イソミタール、アモバルビタール、フェノバール、フェノバルビタール、ラボナ、ペントバルビタール、同種同効薬、ベルソムラ