• No : 15073
  • 公開日時 : 2020/03/11 22:22
  • 更新日時 : 2022/01/07 19:53
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【デエビゴ】 呼吸機能に及ぼす影響はありますか?

【デエビゴ】 

呼吸機能に及ぼす影響はありますか?
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回答

中等度及び重度の呼吸機能障害を有する患者様に対しては、使用経験がなく、安全性が確立していないため、「慎重投与」に設定されています。(引用1、2)
 
呼吸機能に与える影響を評価した外国102試験において、健康成人及び健康高齢者にデエビゴ10mg又は25mg※を投与したとき、睡眠時の末梢血中酸素飽和度(SpO2)に対する影響はプラセボと同程度でした。軽度閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)患者様にデエビゴ10mgを単回及び反復投与したとき、無呼吸低呼吸指数(AHI)はプラセボと同程度でした。(引用1、2)
※デエビゴの用法・用量は「通常、成人にはレンボレキサントとして1日1回5㎎を就寝直前に経口投与する。なお、症状により適宜増減するが、1日1回10㎎を超えないこととする。」です。
 
【関連情報】
・軽度OSAの定義
睡眠障害国際分類第3版(ICSD-3)に基づきOSAと診断され、スクリーニング期のAHIが5以上15未満(引用2)
 
【引用】
1)デエビゴ錠2.5mg・5mg・10mg添付文書 2020年1月作成(第1版) 【使用上の注意】 1.慎重投与 (5)中等度及び重度の呼吸機能障害を有する患者、【臨床成績】 2.臨床薬理試験 (3)呼吸機能への影響
2)デエビゴ錠2.5mg・5mg・10mgインタビューフォーム 2020年1月作成(第1版) V.治療に関する項目 3.臨床成績 (3)臨床薬理試験、VIII.安全性(使用上の注意等)に関する項目 5.慎重投与内容とその理由 (5)中等度及び重度の呼吸機能障害を有する患者
3)社内資料:外国102試験(2020年1月23日承認、CTD2.7.6.6) [DVG-0020]
 
【作成年月】
2020年2月
KW:睡眠時無呼吸症候群、過鎮静、呼吸抑制