• No : 15042
  • 公開日時 : 2020/03/11 17:20
  • 更新日時 : 2026/08/28 11:00
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【デエビゴ】 投与初日の効果について検討した報告はありますか?

【デエビゴ】 
 
投与初日の効果について検討した報告はありますか?
 
 
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回答

外国304試験において、投与初日及びその翌日の2夜の平均値とした評価時点(Day1/2)において、終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG)を用いて客観的に評価した睡眠潜時(LPS)、中途覚醒時間(WASO)について検討し、結果は以下の通りでした。
 
海外第III相プラセボ/ゾルピデムER対照比較試験[外国304試験](海外データ)(引用1、2、3)
※ゾルピデムER:ゾルピデム酒石酸塩徐放製剤(国内未承認薬)
 
●睡眠潜時
睡眠潜時の短縮は、プラセボ群と比較してDay1/2において有意に認められ、プラセボ群に対する変化量の比(最小二乗幾何平均値)は、デエビゴ5mg群では0.850(p=0.0092)、10mg群では0.795(p=0.0002)であった。
ゾルピデムER群との比較では、Day29/30におけるベースラインからの変化量のゾルピデムER群との比(最小二乗幾何平均値)は、デエビゴ5mg群では0.634(p<.0001)、10mg群では0.594(p<0.0001)であり、ゾルピデムER群と比較して有意な短縮が認められた。
 
●中途覚醒
中途覚醒時間の短縮は、プラセボ群、ゾルピデムER群と比較してDay1/2において有意に認められ、プラセボ群、ゾルピデムER群に対する変化量の差(最小二乗平均値)は、デエビゴ5mg群ではそれぞれ-33.40分(p<0.0001)、-6.16分(p=0.0154)、10mg群ではそれぞれ-42.27分(p<0.0001)、-15.03分(p<0.0001)であった。
 
対象:不眠症患者1,006例
(プラセボ群:208例、レンボレキサント5mg群:266例、レンボレキサント10mg群:269例、ゾルピデムER 6.25mg群:263例) 
 
方法:デエビゴ5mg群、10mg群、ゾルピデムER 6.25mg群又はプラセボ群のいずれかに5 : 5 : 5 : 4の比率で無作為に割り付け、1日1回、毎晩の就床時刻(眠ろうとする時刻)の直前に30日間経口投与した。
 
有効性評価項目
主要評価項目:■睡眠潜時(LPS)のベースラインからの変化量(Day29/30、プラセボ群との比較)
[客観的評価]  (検証的評価項目)
副次評価項目:以下のベースラインからの変化量
 
[客観的評価] ■ 睡眠潜時(Day29/30、ゾルピデムER群との比較)
■睡眠潜時(Day 1/2、プラセボ群及びゾルピデムER群との比較)
■中途覚醒時間、睡眠効率(SE)(Day1/2、Day29/30、プラセボ群及びゾルピデムER群との比較)
■夜間後半部分の中途覚醒時間(WASO2H)(Day1/2、Day29/30、プラセボ群との比較) 等
[主観的評価] ■ 睡眠潜時(sSOL)(投与開始後7日間、投与期終了前7日間、プラセボ群及びゾルピデムER群との比較) 等
 
探索的評価項目:■ 夜間後半部分の中途覚醒時間のベースラインからの変化量[客観的評価]
(Day1/2、Day29/30、ゾルピデムER群との比較)
■投与翌朝の眠気/覚醒レベル※2に及ぼす影響[主観的評価](投与開始後7日間、投与期終了前7日間)
■投与翌朝の平衡機能※3に及ぼす影響(Day2/3、Day30/31)
■投与翌朝の認知機能※4に及ぼす影響(Day2/3) 等
 
安全性評価項目
有害事象、臨床検査、バイタルサイン、体重、心電図、身体所見、自殺の危険性(eC-SSRS※5)、ベンゾジアゼピン退薬症候質問票(T-BWSQ)
 
安全性: 副作用発現率は、プラセボ群7.7%(16/209例)、ゾルピデムER群15.2%(40/263例)、デエビゴ5mg群11.3%(30/266例)、10mg群14.6%(39/268例)であった。
主な副作用は、プラセボ群では頭痛1.9%(4/209例)、浮動性めまい、傾眠がそれぞれ1.4%(3/209例)、ゾルピデムER群では浮動性めまい2.7%(7/263例)、頭痛2.3%(6/263例)、傾眠1.5%(4/263例)、デエビゴ5mg群では傾眠3.8%(10/266例)、頭痛3.4%(9/266例)、浮動性めまい0.8%(2/266例)、10mg群では傾眠6.3%(17/268例)、頭痛3.0%(8/268例)、下痢、浮動性めまいがそれぞれ0.4%(1/268例)であった。
試験期間中、重篤な副作用及び死亡例はなかった。
投与中止に至った有害事象は、プラセボ群2例、ゾルピデムER群7例、デエビゴ5mg群2例、10mg群3例に認められ、有害事象は、プラセボ群では口腔腫脹、舌不快感、浮動性めまい、傾眠、寝汗が各1例、ゾルピデムER群では冠動脈疾患、過敏症、肺炎、アラニンアミノトランスフェラーゼ増加、アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ増加、γ-グルタミルトランスフェラーゼ増加、背部痛、傾眠、不安、頻呼吸、末梢血管障害が各1例、デエビゴ5mg群では認知障害、頭痛、傾眠、悪夢が各1例、10mg群ではγ-グルタミルトランスフェラーゼ増加、頭痛、嗜眠、坐骨神経痛が各1例であった。
 
デエビゴ錠の用法及び用量は以下の通りです。(引用4)
通常、成人にはレンボレキサントとして1日1回5mgを就寝直前に経口投与する。なお、症状により適宜増減するが、1日1回10mgを超えないこととする。
 
【関連情報】
インタビューフォームに外国304試験について以下の記載があります。(引用5)
 
 
 
<睡眠に関する評価項目の定義>(引用6、7)
LPS:消灯から20エポック(30秒1エポック)連続した非覚醒状態の最初のエポックまでの時間(分)
WASO:睡眠開始から点灯までの覚醒時間(分)
 

【引用】
1)デエビゴ錠2.5mg・5mg・10mg総合製品情報概要  臨床成績5. 海外第III相プラセボ/ゾルピデムER対照比較試験[外国304試験](海外データ) p24 (DVG1001ESG)
2)外国304試験(承認時評価資料)[DVG-0019]
3)Murphy P. et al.: J Clin Sleep Med. 16(5), 765-773, 2020[DVG-0078]
〔利益相反:本論文の著者のうち3名は、エーザイ(株)の社員である(過去の在籍者を含む)。著者にエーザイ(株)より資金提供を受領している者が含まれる。〕
4)デエビゴ錠2.5mg・5mg・10mg電子添文 2024年2月改訂(第2版) 6.用法及び用量
5)デエビゴ錠2.5mg・5mg・10mgインタビューフォーム 2024年2月改訂(第9版) V.治療に関する項目 5.臨床成績 (4)検証的試験 1)有効性検証試験 2.海外第III相プラセボ/ゾルピデムER対照比較試験[外国304試験](外国人データ)
6)デエビゴ錠2.5mg・5mg・10mgインタビューフォーム 2024年2月改訂(第9版) 睡眠に関する評価項目の定義 評価項目 入眠効果 客観的睡眠潜時(LPS)
7) デエビゴ錠2.5mg・5mg・10mgインタビューフォーム 2024年2月改訂(第9版) 睡眠に関する評価項目の定義 評価項目 睡眠維持効果 客観的中途覚醒時間(WASO)
 
【更新年月】
2024年2月

 
 
KW:有効性、改善、臨床試験、1日目、早期、飲み始め、服用初日、初回服用、初回投与、投与開始日、服用開始日、一日目、総睡眠時間変化
【図表あり】