• No : 1468
  • 公開日時 : 2017/10/16 00:00
  • 更新日時 : 2019/05/07 18:16
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【ワーファリン】 Ⅷ‐14.5.男性ホルモン剤との相互作用(適正使用情報別冊(Ⅷ 相互作用各論) 第3版 2019年3月更新第9版)

【ワーファリン】  Ⅷ‐14.5.男性ホルモン剤との相互作用(適正使用情報別冊(Ⅷ 相互作用各論) 第3版 2019年3月更新第9版)
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回答

[相互作用を示す薬剤名(代表的商品名)]

〔薬効分類 246 男性ホルモン剤〕


[相互作用の内容]

本剤の作用を増強したとの報告がある。【テストステロンの添付文書に併用注意の記載がある】


[併用時の注意]

併用開始時および併用中止時は、血液凝固能検査値の変動に注意すること。

(17アルキル化アンドロゲンはメチルテストステロン等が該当する)

 

[相互作用の機序]

不明。

テストステロンの凝固因子合成抑制あるいは分解促進作用による。

 

 

[相互作用の事例]

<症例報告事例>1)【ワルファリンの作用増強】

69才女性。心房細動のため16ヵ月間ワルファリン療法(5~6.1mg/日)と利尿剤を服用していた。プロトロンビン時間は16.8秒と安定していた。硬皮性萎縮性苔癬のため2%テストステロン軟膏の使用を開始した。2週間後、プロトロンビン時間が29.4秒まで延長した。ワルファリン投与を2日間休薬し、ワルファリン投与量を2.5mg/日に減量して再開した。さらにテストステロン軟膏の使用を漸減しながら中止し、ワルファリン投与量5mg/日で抗凝固療法が安定した。(海外)

 

 

【参考文献】    [文献請求番号]
1)Lorentz SM et al.: Clin. Pharm.,    4,    332(1985)    WF-0450

【図表あり】